ヴィスコンティについて

20年以上にわたり、類稀な美しさと、伝統と歴史の研究からなる開発技術を備えた筆記用具の代名詞として知られてきたヴィスコンティ。万年筆、ローラーペン、ボールポイントペン ― ヴィスコンティの豊かなコレクションは、ヴィスコンティならではの際立つ個性と美しさ、高いクオリティを誇ります。ルネサンス全盛期のフィレンツェを彷彿とさせる、15世紀に建造された邸宅を使用したヴィスコンティの社屋では、常にさまざまな発想が自由に飛び交い、日常的な会話の中でイノベーティブなアイデアを出し合いながら古い筆記具の研究や現代的な技術の研究を行っています。

ビスコンティの歴史1

ヴィスコンティは1988年、ダンテ・デル・ベッキオによって設立されました。ヴィスコンティ・コレクションの創造の源であるダンテのヴィンテージ万年筆への情熱の赴くままに、筆記具の芸術性の新たな表現を探求し続けています。

ヴィスコンティの伝統に対するの愛情と、技術の革新と伝統技術の再興、より洗練された構造の開発に対する熱意が、記憶に残る色使いとデザイン、そして自然に生まれてくる形状と組み合わされることによって、一目見れば瞬時にそれとわかるヴィスコンティのスタイルが生み出されています。この融合は、筆記具の新しい構造と技術革新、そしてデザインの改良に大きく貢献しています。芸術、考古学、哲学、数学、文学、歴史、そして最新の出来事に至るまで、筆記具はあらゆるもののを証人として、その現場に立ち会ってきました。その歴史を称え、ヴィスコンティは定期的に人類の文化文明に影響を与えたものを、デザインソースとしたペンを制作しています。紫禁城や古代の騎士、錬金術、更にはマンハッタンの町やジャコモ・カサノヴァなど、その発想の源は多岐にわたります。

ビスコンティの歴史2

ヴィスコンティのモデルはすべて、最先端の技術と最高の素材、伝統的手法とかつてない革新的な技術を用いて開発されます。セルロイドを使用する手法"gold for the pen specialists"はヴィスコンティの大きな特徴となっています。

また、インク補充やカスタマイズのシステムにおいて様々な特許を取得しています。そして、数々の装飾や独自の意匠を用いた、洗練された魅力的なデザインは、愛好家の審美眼にかなう筆記具の中でも最高峰の美しさです。ヴィスコンティの限定エディション万年筆のクラウンには、本物の宝石が施されています。豪華なジュエラーズコレクションでは、過去・現在における歴史的に重要なテーマを具現化したモデルや、素晴らしい発明を賞賛したモデルなどを製作しています。

ビスコンティの歴史3

これらはさらにレギュラーモデルとしてもコレクション展開されています。洗練された個性と永遠のカリスマ性をもつヴィスコンティのペンは、歴史的に記念すべきシーンに立ち会うアイテムとしても選ばれています。2002年5月28日に開催されたNATO-ロシアサミットにおいて冷戦の終結を示す署名の際に採用されたほか、2005年には欧州憲法の25名の署名者に贈呈され、2009年7月にラクイラで開催されたG8や、最近ではモナコ海洋博物館の100周年記念の際には記念品として贈呈されました。